東広島市ピアノ教室 講師紹介

ショパンが子守唄

家にクラシックのレコードが一枚だけあった。ショパンだった。

母はいつも聴いていたらしい。

お腹の中の私は、ショパンのピアノを聴くとよくお腹を蹴っていたらしい。

今でも大好きな作曲家。

 

ピアノが大好き 

近所の先生が自宅に来てくれピアノレッスンを4才から始める。

ピアノが大好きで、まじめに練習し、教本もどんどん進む。

何でも自分でして手のかからない子供だった。

山や海に囲まれた環境で過ごす。

 

チャンスを棒に

低学年でソナチネへ進む。

まだ真面目に練習に取り組む。

ピアノ以外で音楽との接点は、学校の音楽の授業だった。

毎日音楽の授業があってほしいと思っていた。

家でも教科書を開いて歌ったり、リコーダーを吹いたり、ピアノで弾き歌いを楽しんだ。

近所の友達とフラワーフェスティバルに鼓笛隊の横笛で参加したのも良い思い出。

高学年になる頃は週3回そろばんに通い、暗算の大会で優勝する。

夏には学校の水泳クラブに入り夏休みは毎日プールで過ごす。

ピアノ以外のことも積極的に取り組む子供だった。

性格は優しく、面倒見も良く周りから頼られた。

 

孫の中で女子は私一人という環境から祖母に溺愛される。

祖母の押しが強く、来客があるとピアノ演奏させられるのが苦痛で、人前での演奏が苦手になる。

祖母は目立つことが好きだが、私は援助するほうが好き。

ということもあり、学校でピアノの伴奏を頼まれるも、なかなかやると言えずに、どんどんチャンスを失う。

 

チャンス到来!

部活は運動部で活躍したいと卓球部に入るが突き指の後遺症で退部。

ピアノもポピュラー音楽に興味を持ち、

レッスンの曲はさぼり気味。

 

中学2年

次は頑張ろう!と英語部に入部するが活動は海外文通くらい。。。

放課後、生き生きとしている友達を横目にモヤモヤした気持ちで過ごし、挫折感を味わう。

合唱大会で伴奏者になり、ピアノを弾いて心が満たされた! 達成感。充実感。爽快感。

やっぱりピアノが好き。 

 

私が生徒会?

中3の時に、クラスのみんなから推薦を受け、生徒会に立候補。

生徒会役員をする。

はじめはあまり気がのらなかったが、入ってみると生徒会は楽しく、一番の思い出になっている。

 

先生に告白

高校1年時、教師になりたい気持ちもあったが音楽大学受験する気持ちを固める。

音大の先生のピアノレッスンに片道1時間30分かけて通いだす。

音大に行きたいことをなかなか地元の先生に言えず、音大の先生と掛け持ち生活。

意を決して、先生に告白。

なんと先生は、とても喜んでくださり、自分と同じ道を歩む私を応援してくださった。

音大の先生には、音の出し方、弾き方をいちから直される。

初めのころは、音階だけでレッスン終了という悲惨なものだった。

音大卒業の叔母からグランドピアノで練習したほうが良いと助言され、

祖父母がグランドピアノを買ってくれることに。

 

グランドピアノがきた!

その日はやってきた。

はやる気持ちを抑え学校から帰宅すると、

憧れのグランドピアノが圧倒的な存在感で私を出迎えてくれた。

早速練習開始。

これまでのタッチと全く違う。

私の指の力、動きがダイレクトに伝わる。

アップライトでは、練習しても合格がもらえなかったのはこういうことだったのか!

目から鱗だった。

これで表現する楽しさが増す。

 

これこそ、運命

音大受験、残念ながら第一志望は・・・

エリザベト音楽大学音楽教育コースに入学。

ピアノ、声楽、楽器のレッスン、教育に関する授業もあり、入ってみてこの科に入ったことは運命だったと思えた。

寮生活で、科が違う沢山の友人と話し刺激を受け、ピアノ以外の音楽の世界を知る。

音大生は真面目でよく働くという理由から、音大生しか雇わないというデパ地下のバイト先から始まって、長期休暇中は多様なバイトも経験する。

週3回のレッスンに追われ、あっという間の学生生活だった。

バイトを通して、音楽以外何も知らない無知な自分に気づいたことと、演奏を点数で評価されることに少し疲れる。

 

かけもち生活 

一般企業に就職するが、自宅でピアノレッスンもする。

 

初めての生徒

初めての生徒は、

音大志望のきょうこちゃん。音大の恩師からの依頼でソルフェージュ指導。

受からせてあげたくて、ソルフェージュ指導は力がはいった。

きょうこちゃんが来る日は疲れていても楽しみだった。

そして、きょうこちゃん、見事音大合格!!

教えることは楽しかったー。

ここで、やっぱり教えること、サポートは私に合っている。

人の役にたちたい!!

これが私のやりたいことなんだ!!と気づく。

 

一日の殆んどが音楽のない生活を経験して、自宅のレッスンが楽しく、回り道してばかりだったが、やっぱり音楽が好きという自分にやっと気づく。

 

結婚、そしてピアノ教室一本に

結婚を機に退職。週一回は実家でレッスン。

出産後は、近所の方からもピアノレッスンの依頼を受け、レッスンスタート。

賃貸の部屋ではレッスン禁止のため、我が子は生徒のママに預け生徒3人出張レッスンから始める。

 

ワンオペ育児

2人の子供に恵まれるが、主人は、海外の長期出張が多く、日本とアジアを行ったり来たり。

12年のワンオペ育児が始まる。

 

やんちゃな娘と優しい息子

娘はあきらめない性格で、難関の県立広島高校に合格する。

後で知ったことだが、勉強は大変だったらしい。

弱音を見せなかったので気づいてやれなかった。

気持ちのサポートをもっとしてあげられたらと後で思った。

大学生活は充実していたようで研究は地元の新聞にも紹介された。

 

息子は物静かで優しい性格。

中高バレー部。

中学時代は、ほぼ毎日朝練、360日くらいバレー漬け。

頑張っている姿が誇らしくて、

私も試合の応援に頻繫に足を運ぶ。

 

スキルアップ

子供が小学生になるまでは生徒はあまり増やさず、この時期はママ友との交流も楽しむ。

育児をしながら幅広いジャンルの曲を聴く。

レッスンをしてわかった自分に足りない勉強もする。

(リトミック研究センター上級認定講師資格取得、教材研究、バスティン教材を勉強するバスティン研究会に入会)

 

ママ友たちとの会話から、子供の習い事に対する自分とは違う価値観も知って、皆さんに喜んで頂くピアノ教室を目ざす。